WordPressの子テーマを作る方法

2021年3月6日 2021年3月7日

chim

そもそもどうして子テーマが必要？

「WordPressをカスタマイズする時は、子テーマを使おう」ということは聞いたことがある人も多いと思います。

でも、そもそもどうして子テーマでカスタマイズした方がいいのでしょうか。

理由は、子テーマを使わないとテーマのバージョンアップ時にカスタムした部分が元に戻ってしまうからです。

WordPressのテーマに更新の通知が来ますよね。これがバージョンアップです。

あまり気にせず更新してしまうことも多いかもしれませんが、この更新にはセキュリティーの向上、バグやエラーの修正、新しい機能などが含まれています。

なので、更新しないままでいるというのはあまり良くないのです。

でも、更新するとカスタマイズした部分が元に戻ってしまう・・・

そこで、子テーマです！

子テーマを使うことで、カスタマイズした部分が元に戻ってしまうことなく、テーマ（親テーマ）のバージョンアップを行えるんです。

子テーマの作り方

まず、新規フォルダを作成しましょう。フォルダの名前は「テーマ名-child」がわかりやすくていいと思います。（例えば、使っているテーマが「Lightning」なら「lightning-child」など）

作成したフォルダ内に以下の2つのファイルを作成します。

functions.php
style.css

style.cssの記述

style.css内に以下の記述をします。（使用テーマが「Lightning」の場合）

コピペして、必要な部分を変更してください。

/*
Theme Name:Lightning child
Theme URI:
Description:WordPressテーマ「Lightning」の自作子テーマです。
Template:lightning
Author:Chim
URI:https://chim.blog/
Version:1.0
*/

記述する項目の説明

Theme Name:子テーマのテーマ名を入力します。「親テーマ名+child」のような感じで自分が後で読んでわかりやすい名前にしましょう。※必須項目
Theme URI:子テーマのURLを記載します。基本的に空欄でOKです。
Description:子テーマの説明です。
Template:親テーマのフォルダ名を入力します。※必須項目
Author:作成者名を記述します。
Author URI:作成者のURLを記載します。
Version:子テーマのバージョン情報を入力します。親テーマと同一のバージョンを記載しておきましょう。

「Theme Name」と「Template」は必須項目なので必ず記述してください。（他は、記述がなくてもとりあえず動きます）

また、「Template」はテーマのディレクトリ名（フォルダ名）なので気をつけてください。（管理画面に表示されているテーマ名そのままではない場合も多いです）

functions.phpの記述

こちらも、下記の記述をコピペしてください。

<?php
add_action('wp_enqueue_scripts', 'theme_enqueue_styles');
function theme_enqueue_styles() {
    wp_enqueue_style('parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css');
    wp_enqueue_style('child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array('parent-style'));
}
?>